PA初心者にすすめたいYAMAHAの定番ミキサー「MGシリーズ」
PA初心者の方にとってPA機器選びというのは、本当に分からないことだらけで「どうやってえらべばいいんだ!!」となってしまいますよね(笑)
私自身も最初にPA機器を購入する時には色々と悩みました。
今回は、そんなPA初心者の方にもおすすめできるミキシングコンソールをご紹介させていただきます。
目次
デジタルか?アナログか?
ミキシングコンソールを選ぶ際には、いろいろなことを考慮して購入するミキシングコンソールを選ばなければなりませんが、PA初心者の方が購入するという前提で考えると「コスト」というのがとても大きな判断要素になるのではないでしょうか?
初心者の方が購入されるミキシングコンソールで言えば、少し強引な言い方になってしまうかもしれませんが、ミキシングコンソールの購入金額は「デジタルミキサーよりアナログミキサーの方が安い」という傾向があります。(全てに当てはまるわけではありません)
すると、初心者がミキシングコンソールを選ぶ際には「デジタルミキシングコンソールにするのか?」「アナログミキシングコンソールにするのか?」というのを決めなけらばならないということです。
ちなみに、デジタルミキサーとアナログミキサーの違いについては、この記事では説明しませんのでご興味のある方はこちらをご参照ください。→デジタルミキサーとアナログミキサーの違い
おそらくPA初心者で「予算はいくらでもいいから、良い音が出る機器が欲しい」という人はほぼいないはずです。。。
私もそうでしたが、予算が限られていて、予算内でPA機器を一通り揃えなければならないという方の方が大多数だと思います。
そのような場合は、迷わず「アナログミキサー」を選択するのが良いかと思います。
確かに性能の観点で言えばデジタルミキサーに軍配が上がりますが、アナログミキサーでも十分に対応できると考えています。
ということで、PA初心者でこれからミキシングコンソールを購入しようとされている方には、「アナログミキシングコンソール」をすすめさせえていただきます。
性能・価格・バリエーションのバランスが取れているのがYAMAHA MGシリーズ
それでは、実際に購入するアナログミキシングコンソールを選んでいきましょう。
様々なメーカーがアナログミキシングコンソールを販売していますが、初心者の方には「YAMAHA(ヤマハ)」の製品をおすすめします。
それは、性能や価格、製品バリエーションが豊富だからという理由です。
また、日本のメーカーなのでサポートという観点でも安心できますよね。
そのYAMAHAのアナログミキシングコンソールのなかでスタンダードな製品シリーズである「MGシリーズ」が今回おすすめしたいアナログミキシングコンソールです。
YAMAHA MGシリーズをおすすめする理由
YAMAHA MGシリーズをおすすめする主な理由としては、以下のような点があげれらます。
- 入力(インプット)可能チャンネル数が6チャンネル/10チャンネル/12チャンネル/16チャンネル/20チャンネルのラインナップがあり、用途に合わせたフレキシブルな選択ができる
- 本体にエフェクトを内蔵している
- ファンタム電源を搭載している(コンデンサーマイクを使用できる)
- USB接続できるモデルもあり、簡易的なレコーディングが可能
- 購入価格も性能の割には安価である
それでは、一つずつ詳しく説明したいと思います。
インプットチャンネル数のバリエーション
「ミキシングコンソールのインプット可能チャンネル数」=「使えるマイク(ライン)の本数」と言ってしまってほぼ間違いないと思います。
つまり、使用するマイク(ライン)の数をベースにミキシングコンソールを選ぶ必要があります。
「チャンネル数が多いにこしたことはないのでは?」という考え方もあるかもしれませんが、アナログミキサーのサイズと価格は、基本的にはインプットチャンネル数に比例します。
カフェなどに設置する場合などは、限られたスペースに設置しなければならないというようなことも起こるため、必要以上に大きなミキシングコンソールは「設置できない」という問題を引き起こします。
また、必要以上に大きなミキシングコンソールを購入するというのは、価格についても無駄なコストを払ってしまうということになります。
その点では、MGシリーズは、多くのバリエーションをラインナップしているため、より適切なミキシングコンソールの選択ができます。
MGシリーズに内蔵されている「SPXデジタルエフェクト」
YAMAHAが開発した高品位なデジタルエフェクト「SPX」がMGシリーズ(一部使用できないモデルあり)には備えられています。
PAにおいては、「リバーブ」や「ディレイ」といったエフェクトがあるかないかは非常に重要です。
また、これらのエフェクトを本体に内蔵してあるということで、ミキサー周りも余分な機材を置かなくて済みます。
ファンタム内蔵でコンデンサーマイクを使用可能
+48Vのファンタム電源を搭載しているため、コンデンサーマイクを使用することができます。
ファンタム電源を必要としないダイナミックマイクだけでもPAはできますが、更に質の高いPAをしようとするとコンデンサーマイクを使用するということになると思います。
そのような時にファンタム電源が無いととても困ってしまいます。
USB接続で簡易的なライブレコーディング環境が実現できる
MGシリーズの品名に「U」がついているモデルはUSB端子を備えており、オーディオインターフェース(音をPCに送る機能)として使用することもできます。
ライブをレコーディングしてあげて、出演者などに送ってあげるととても喜ばれますよね。
自分のミックスがどうだったかを反省することもできます(笑)
コストパフォーマンスに優れた価格設定
これらの性能を踏まえると、MGシリーズの価格はとても優れていると思っています。
もちろんYAMAHAのMGシリーズよりも安いアナログミキシングコンソールはありますが、性能を含めて考えるとMGシリーズが最強です。
購入方法
購入については、「楽器店」「サウンドハウス」をはじめとしたPA機器を扱う代理店で購入いただく形になります。
楽器店で購入しても良いですが、配送や納期を考えると「サウンドハウス」が個人的には良いかと思います。
購入リンクを貼っておきますので、ぜひご活用ください。