チャンネルディバイダーの使い方
チャンンルディバイダーの使い方について説明していきます。
実は、チャンネルディバイダーにはアナログ式とデジタル式があるのですが、このページでは直感的に分かりやすいアナログ式のチャンネルディバイダーを例にして説明していきます。
ちなみに、例として載せている機種はDBXの234XSという機種になります。
この機種の場合は、大きく分けると「CHANNEL1」「CHANNEL2」という2つのもジュールがあり、ステレオの場合は、それぞれをL用,R用として使用します。
それぞれのチャンネルには6つのツマミが付いています。
分かりにくいので拡大したものを載せました。
6つのツマミの役割をご説明していきます。
- 「INPUT GAIN」
チャンネルディバイダーに入力されてきた信号のゲインを調整します。
通常は0dBとしておくのが理想です。入力レベルが大きい時にはここで調整を行います。 - 「LOW/MID」
低音域用のスピーカーと中音域用のスピーカーのクロスオーバー周波数を設定します。 - 「MID/HIGH」
中音域用のスピーカーと高音域用のスピーカーのクロスオーバー周波数を設定します。 - 「LOW OUTPUT」
低音域スピーカーへのアウトプットレベルを調整します。 - 「MID OUTPUT」
中音域スピーカーへのアウトプットレベルを調整します。 - 「HIGH OUTPUT」
高音域スピーカーへのアウトプットレベルを調整します。
これら6つのパラメーターを操作することで上記のような周波数分割を行いシームレスな周波数特性を作っていきます。
チャンネルディバイダーを設定する時の重要なポイントは、いかに適正なクロスオーバー周波数を設定するか?ということです。
スピーカーによって、周波数の特性は異なるので「クロスオーバー周波数を○○Hzにするといい音が出る」とは言えない訳です。
従って、試行錯誤しながらやってみると良いでしょう。