出費を押さえることが金銭的余裕を生む
金銭的に豊かになるためには、まずは、「出費を抑える」ということが重要です。
しかし、多くの人は「収入を上げれば金銭的に豊かになれる」と考えますが、これは間違いです。
「出費を抑える」ということが出来ない人の収入が増えるとどうなるかというと、収入に応じて出費が増えていくのです。
世の中には年収1000万円をもらっていても、手元にほとんどお金が残らない人もいます。
そのような方は、間違いなく「出費のコントロール」が出来ていないのです。
それでは、どうしたら出費のコントロールが出来るようになるのでしょうか?
「それを買うメリットがあるか?」を自問できるか?
残念ながら貧乏になる方は、何か物を買う時に「それを買うメリットがあるのか?」というのを考えられない傾向があります。
これが考えられないと、「衝動買い」や「念のため買い」が増え、出費がどんどん膨らみます。
一方、金銭的に余裕がある方は、常に「これは自分にとってメリットがある買い物なのか?」を考えて買い物をします。
この違いが出費を押さえられるかどうかの違いになります。
あなたの家にある物を改めて見てみましょう。冷静に見ると「こんなもの必要なかったかも・・・」というものがたくさんあります。
私も以前はペットボトルの飲みものに付いている「おまけ」が欲しくて、必要以上にペットボトルの飲み物を買ってしまったことがありました。
これは、今となっては「無駄な買い物だったな・・・」と思わざるを得ません。
「消費」と「投資」の違いを意識する
あなたは「投資」と「消費」の違いを理解しているでしょうか?
両方とも「お金を出す」ということに変わりはないのですが、実は意味的には大きな違いがあります。
簡単に言うと、
- 消費 ⇒ 単純にお金が出ていくもの
- 投資 ⇒ 自分のお金を出したことで、懐にお金を入れてくれるもの
つまり、消費は「返ってこないお金」。
投資は「返ってくる(かもしれない)お金」ということになります。
金銭的に豊かになる人は、間違いなく「消費」ではなく「投資」にお金を使っています。
投資にお金を使うことで、その出費を活かすことが出来るのです。
出費は、「1万円出して、その時の楽しみを買う」ですが、投資の考え方は「1万円を出して、のちに10万円受け取れるようにする」という感じです。
出費・投資の代表例を書き出してみます。
消費 | 投資 |
食費、高熱費、家賃、趣味に使うお金、飲み会代、タバコ代、パチンコ代 など | 書籍の購入、株券の購入、不動産投資物件の購入、スポーツジムの会費 など |
これを見ると、以下に多くの人が「消費」が好きかが分かります。
私も以前は「消費」ばかりでした。
しかし、この記事にあるような「投資」の重要さに気付いた時から「この買い物は消費なのか?投資なのか?」というのをその都度考えるようにしています。
金銭的余裕を手に入れたいのであれば、今日から出来るだけ「投資」にお金を出すようにしましょう。