迷ったら原点回帰!音作りは無理にしない方が良い!!
PAは音作りをする仕事なのですが、音作りの方法を間違えると良い結果が出ません。
そこで今回は、音作りをする際に守るべき重要なことの一つをお伝えします。
それは、「迷うくらいだったら、音をいじるな!」ということです。
ちょっときつめな言葉ですが、これはPA初心者の方には結構重要だったりする話なのでさせていただきます。
やたらとツマミをいじっていませんか?
よくPA初心者でありがちなのが、ミキシングコンソールの使い方を覚えて間もない時に、やたらめったらイコライザーなどのツマミ類とをいじろうとすることです。
これは絶対にやめた方が良いです。
なぜなら、ミキサーについているイコライザーはデフォルト(初期値)で特性がフラットになるように作られているからです。
つまり、ヘタにイコライザーをいじってしまうとせっかくフラットになっていた特性が崩れてしまいます。
これでは良い音をスピーカーから出すことはできません。
迷ってしまったらデフォルトに戻す
私はPA初心者の頃は、イコライザーなどのツマミをいじって自分が狙った音を作ろうとした際に、全く狙い通りの音にならなかったことがありました。
しかし、それでもイコライザーをいじって音の調整を続けました。
そして、結果的に狙った音は作れませんでした。
むしろ、「最初の方が良かったんじゃない?」という始末。
でも、これが重要な答えでした。
音作りに迷った際には、最初の状態が意外とベストな状態だったりすることがあります。
つまり、上手くいかなかったらデフォルトに戻すというようにすることによって、状況を改善できるのですね。
勘違いしないでいただきたいのが、今回の話はPA初心者の方に向けた話です。
もちろん、イコライザーをしっかり操作して狙った音が作れるというのがベストな状態ですからね。
その方が上手くいっていた気がします。
目的なきPA機器の操作は最悪
目的の無いイコライジング(PA機器の操作)ほど怖いものはありません。
音作りをする際には「なぜこの処理をするのか?」というのを常に考えて、目的を持った音作りをすることが重要です。
こうは言ったものの、音作りにおいて、イコライザーの使用は必須です。
そして、イコライザーはいじってみないと使い方を習得することはできません。
どんどんいじって、音にどのように変化が出るのかを確かめましょう。
まとめ
今回ご紹介した設定をデフォルトに戻すという方法は、試行錯誤を繰り返す中で着地点が見えなくなった時に行う方法です。
これは原点回帰と呼ばれていてPAに限らず世間一般的に使われている手法です。
「初心に戻って行動する」というのも原点回帰の考え方です。
自分のやっていることがよく分からなくなったら落ち着いて原点回帰しましょう。