ドラムを構成するパーツ

ドラムは、バンドを構成する楽器の中でも最も大きい楽器になります。

ドラムのセッティングはドラマーによって千差万別ですが、一般的なドラムの構成としては以下のような感じでしょう。

drum_set

ドラムはバスドラムやタムよ呼ばれる太鼓類やシンバルなどを組み合わせて、一人でそれらの楽器を叩けるようにした楽器です。

それでは、ドラムを構成するパーツを解説していきます。

ドラムを構成するパーツ

  • バスドラム
    図3
    バスドラムはドラムセットの中で一番大きいパーツで、ドラム演奏をする上で重要なパーツとなります。ライブなどで、ドラムを置く位置を決める際には、このバスドラムの位置を最初に決めます。他のパーツがスティックを用いて叩くのに対して、バスドラムは専用のバスドラムペダル(下図参照)を使用して叩きます。
    images
    ロックドラムなどの場合は、バスドラムの正面に穴が空いているのが一般的です。この穴は、バスドラムの音の抜けを良くするために空けられていますが、PAでマイクを差し込むためにも使用します。
  • スネアドラム
    図7
    スネアもバスドラムと同様にドラム演奏をする上で重要なパーツです。ドラムセットを持っていないドラマーでもスネアだけは自前のものを持っているというドラマーは多いです。それくらい重要視されているパーツがスネアです。スネアの下面にはスナッピーと呼ばれる響線が張ってあり、叩くと共振して独特の音を出します。
    phtv1455sc_20131
  • ハイハット
    図6
    ハイハットもドラム演奏の中では重要なパーツです。
    i320
    ハイハットは専用のスタンドに2枚のシンバルが逆向きに固定されています。ハイハットスタンドの下部にはペダルがあり、このペダルを踏むと2枚のシンバルを閉じることができ、「チッチッチッ」といったような歯切れの良い音を出すことが出来ます。逆にペダルを踏まないと「シャーンシャーン」と言ったような、まさにシンバルを叩いた音がします。この使い分けは曲の雰囲気に合わせて行なっていきます。
  • タム
    図4
    タムは通常、バスドラムの上に専用のホルダーを使用して取り付けます。タムは一般的には、スネア、バスドラム、ハイハットなどの様なリズムを刻むパーツではなく、フィルインやおかずと呼ばれる小節の最後に入れるようなキメのフレーズを作る際に使用します。使用するタムの数はドラマーによって異なります。1つしか使わないドラマーもいれば、4つ使うドラマーもいます。
  • フロアタム
    図5
    フロアタムは、役割的にはタムと同様です。中低音を出すパートで大きいため床に直接置くというスタイルのため「フロアタム」と呼ばれています。
  • クラッシュシンバル/ライドシンバル
    図8

    最後にクラッシュシンバル、ライドシンバルです。クラッシュシンバルは、小節の節目でフレーズにメリハリを出すために使われます。具体的にはバスドラムと同時に鳴らして使用することが多いです。
    ライドシンバルは、ハイハットのようなリズムを刻む際に使用します。また、ライドシンバルの中心部(カップ)を叩くことで「カンカン」といった音を出す奏法もあります。

以上がドラムセットの説明になります。