ラウドネス効果とは?
人間の聴覚は音量が小さくなるほど低音域と高音域の感度が鈍くなる性質があります。
ロックなどの音楽を聴いていてボリュームを下げると、大きい音で聴いていた時よりもおとなしい感じに聴こえることがあります。
これは、音圧が下がったことによって迫力がなくなったことも原因の一つですが、それ以外にも原因があるのです。
人間の耳の特性上、音量が下がると低音(ベース、バスドラムなど)や高音(シンバル、スネアなどのアタック音)が中音域のボーカルに比べて聞こえにくくなり、バランスが変わってしまうことも原因なのです。
このような耳の持つ特性を絵にしたのが「等ラウドネス曲線」です。
オーディオ機器には小音量でも迫力が出るように音質を補正するためのラウドネススイッチやLow Boost機能を搭載しているモデルも存在します。
PAでもまれに驚くほど音量規制が厳しい会場もありますのでこの知識の応用が使える場面もありますので知っておいて損はないかと思います。