ディレイの基本的なパラメーターと使い方
「やまびこを発生させるエフェクター「ディレイ」とは?」のページでディレイがどのようなエフェクターなのかは理解していただけたと思います。
ディレイというのは、リバーブと同様に「空間系エフェクター」と呼ばれるエフェクターです。
ディレイは英語で「Delay」と書きます。
これは、日本語訳すると「遅れ」という意味になります。
つまり、音の遅れを意図的に...
このページでは、ディレイの使い方を具体的にご説明していきたいと思います。
まずは、ディレイを調整する際に使用する基本的なパラメーターについてご説明します。
基本的なパラメーターは2つです。
ディレイタイム(Delay time)
ディレイタイムは、原音に対してディレイ音をどれくらい遅れて鳴らすかというパラメーターです。
単位は、「msec」または「ms」で表現されます。
読み方としては、「ミリセカンド」や「ミリセック」読みます。
つまり、1/1000秒のことです。
原音とディレイ音が20msずれると「音が遅れている」と認識できると言われています。
機種によっては、TAPボタンというのが付いていて、曲のテンポに合わせてそのボタンをタップすると自動的にディレイタイムを設定してくれるものもあります。
このパラメーターがディレイ音の性格を決める重要な役割をします。
フィードバック(Feedback)
フィードバックタイムは、ディレイ音をどれくらい繰り返すかを設定するパラメーターです。
値を大きくすればするほど、ディレイ音の繰り返しの回数が増えます。
この設定はディレイをかける音源と得たい効果によって調整をしていきます。
ディレイはリバーブよりもエフェクトがかかっている感じがわかりやすいため、ディレイタイムとフィードバックの2つのパラメーターを動かしながらどのような効果が得られるかを自分で試してみると良いでしょう。