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近接効果を使ったボーカルのマイクテクニック
マイクには、その構造上の特性で「近接効果」というものがあります。
この近接効果というのは、簡単に言ってしまうと、マイクに近づくと低音域が強調されるという現象です。
近接効果についてもう少し知りたい方はこちら↓
![近接効果とマイク: あなたが作るサウンドに革命をもたらすテクニック](https://pabasic.com/wp-content/uploads/2019/02/DALL·E-2023-11-02-09.21.24-Photo-style-image-of-a-Japanese-male-with-short-black-hair-wearing-a-plain-white-shirt-holding-a-microphone-resembling-the-Shure-SM58-dynamic-microp-120x120.jpg)
音を録音する際、その質はマイクの選び方と使い方に大きく依存します。特に、近接効果はマイクを通じて音をどのように捉えるかを理解するのに重要な要素です。この記事では、近接効果とマイクの関係に焦点を当て、あなたの録音技術を向上させる方...
逆に言うと、マイクから離れると低域が薄れていくということになります。
ボーカリストはこれのような特性を利用しない手はありませんね。
- マイクの近くで歌う → 低域の効いた力強いサウンド
- マイクから離れて歌う → 低域が抜けた軽めのサウンド
この使い分けは曲やボーカリストによって変わりますので何とも言えませんが、一番スタンダードな使い方としては、サビの終わりに音を伸ばす際に徐々に口からマイクを遠ざけてフェードアウトするようなサウンドにするというのがあります。
これは、プロのボーカリストは良くやっているテクニックですね。
ちなみに、この近接効果は、声だけでなくPAにおいての楽器のマイキングにも使われています。
ギターの収音をする際に、低音を強調した音を収音したい場合は、マイクをギターアンプに近づけるということをします。
マイクの特性を理解し、より良い音をお客様に提供できるようになると良いですね。