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リハーサルと本番での音の違いの原因

リハーサルでいい感じのサウンドに仕上がった。これでベストな状態で本番に臨める。
そして、いざ本番になってみると・・・

「あれっ?リハと音が違う」

というような経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
このページでは、「なぜ、リハと本番でこんなにも音の差が出てしまうのか?」ということについて書いていきたいと思います。

演奏側のテンションの違い

リハーサルと本番で音が変わってしまう要因の大半は「演奏者側の音の変化」にあります。本番というのはどうしてもリハーサルよりも緊張します。すると変な力が入ってしまっりして、演奏の音量や音色が変わってしまうことがあります。これの対策としては、リハーサルを本番同等の状態でやることが求められていますが、多くの場合は、リハーサル時には本番よりも力が抜けてしまいます。理想を言ってしまえば、この「力を抜いた状態」というのが一番良い音が鳴りますので、この状態を本番でも崩すことなく出せるように、経験を積んでいきましょう。

演奏者の楽器のセッティングの違い

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本番での楽器類のセッティング、ギターやベースであればアンプのツマミ類の状態、ドラムであればピッチのチューニングなどについては、基本的にはリハーサルの時の状態で本番に臨むことが求められます。そのため、リハ終了後にスマホでツマミの状態の写真を撮っておく人がいるわけですね。リハの状態が再現できれば、後は微調整をするだけで済みます。しかし、アマチュアミュージシャンなどには多いのですが、本番になるとアンプのボリュームを上げる人がいます。これをされてしまうと、リハーサルで調整した音がぐちゃぐちゃになります。
例えば、リハーサルでボーカルのモニターに歪のギターを少し返していたとしたら、本番では、歪のギターの音が大きくなります。そしてギターアンプからの生音も大きく聞こえるため、自分の声が聞こえなくなり、非常に歌いにくい環境になってしまいます。
このようなことを避けるためには、リハーサルと同じセッティングを本番でもするのが無難です。

お客さんの存在

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リハーサルと本番での決定的な環境差、それは「お客さんがいるか、いないか」です。これによってどのようなことが起こるかというと、音が吸われるということが起こります。この現象は、人の数が多ければ多いほど顕著になります。キャパ50名くらいのライブハウスよりもキャパ2000人の大ホールで音を出す場合の方が音は吸われるわけです。つまり、お客さんが吸音材の役割を果たしてしまうのです。
しかし、吸われる周波数帯については、季節、お客さんの数などによって変わるため、予測は難しいのです。また、反射音というのもリハーサルの時に比べて減少します。すると、リハーサルでは反射音で聞こえていた音も本番では聞こえないということが起こったりします。従って、モニタースピーカーには聞こえなくては困る音はしっかりと返してもらっておいた方が良いでしょう。

このように、リハーサルと本番では音を変えてしまう要因はたくさんあるものの、やはり大きな要因は演奏者側での音であるということは覚えておいていただきたいと思います。


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