ドラムチューニングの基本


ドラムという楽器は、多くのパーツが集まって構成されています。その中でも大きく分けるとバスドラム、スネア、タムなどの「タイコ」とハイハット、ライド、クラッシュなどの「シンバル」の2種類に分けられます。その中でもチューニングが必要になるのが「タイコ」です。

なぜチューニングが重要?

HI3G0247
ドラムはギターやベースなどとは異なり、エフェクターやアンプというものを通して、後で音を変えるということが出来ません。従って、元の音がギターやベースに比べて重要となります。
この元の音を決定付ける大きな要因が「チューニング」という作業なのです。ドラムを構成するタイコ類は、様々なタイプがあります。素材が違ったり、口径が違ったり、深さが違ったりします。これらも音を決定付ける大きな要因ですが、そのタイコの本来の音を出すためには、チューニングが絶対に必要なのです。
いくら良いといわれているタイコでも、チューニングがダメだと良い音は出ません。逆に安物のタイコでもチューニングをしっかりしてあげると良い音が出たりするのです。

タイコの構造

ドラムにおける「タイコ」というのは、バスドラム、スネア、タム、フロアタムなどがあります。
タイコの基本的な構造は一緒なので、ここではスネアを例にして説明していきます。以下の画像をご覧ください。

タイコの構造は簡単に言うと、シェルと呼ばれる筒の両側にヘッドと呼ばれる打面を張ったものになります。シェルにはラグと呼ばれる部品が取り付けられており、そこにテンションボルトというボルトが通せるようになっています。タイコのヘッドを張る際には、シェルの上にフープと呼ばれる金属の輪を乗せます。フープに空いている穴は、ラブの位置と一致していて、フープの穴にテンションボルトを通し締めることで打面を張っていくのです。
裏面についても同様の構造になります。しかし、使用するヘッドのは打面とは異なるものを使用します。基本的には、打面よりも薄いヘッドを使います。

タイコのチューニングに必要なチューニングキーとは?

「チューニング」というのは、ヘッドの張り具合を調整することで、そのタイコ本来の音を出してあげる作業です。タイコのチューニングは、テンションボルトを締めたり、緩めたりすることで行ないます。そこで使用するのが「チューニングキー」です。チューニングキーにも様々なタイプがあります。(画像をクリックすると購入ページに飛べます)

yamaha_dk15a

オーソドックスなタイプ

pearl_k029

高速で回せるようにしたタイプ

robokey_4xc

ラチェット付のタイプ

どれが正解というのは無いので、自分が使いやすいものを使用すると良いでしょう。このようなチューニングキーを使用してテンションボルトを締めたり緩めたりしていく訳です。

ドラムのチューニングに正解は無い

音楽に正解が無いように、ドラムのチューニングにもこれといった正解はありません。
基本的には自由に行なうものなのですが、チューニングを行なうための最低限知識は存在します。このような知識を習得したら、あとはひたすら経験を積むしかないと思います。
まずは、テンションボルトをどのように締めたら、どのような音になるのか?という感覚を掴むところからはじめましょう。

ドラムチューニングのやり方

ドラムチューニングは、簡単に言ってしまうと、シェルの両端取り付けるヘッドの張り具合を調整する作業です。この作業を行なう上での基本は「均等にヘッドを張る」ということです。ドラムのヘッドは、テンションボルトを締めることで張ることが出来ます。通常、テンションボルトの数は、5,6,7,8本というのが一般的です。この数本のボルトを均等に締めていく必要があるのです。もし、均等に張れなかった場合は、意図しない音が鳴ってしまったりします。
そこで、均等にボルトを締めていく基本的な手順をご紹介します。数をご覧ください。
drum-tuning-patterns
上図のように対角線上のボルトを締めていくのが基本です。この際に、ボルトを回す回数が必ずしもヘッドを締め付けている力だとは限らないので、実際の音聞きながら調整することになると思います。締め付ける対象のボルトの付近をデコピンの原理で叩いた音をひとつの基準にするとうまくいくことが多いです。最終的には、タイコの中心を叩いたときに狙った音が出るように調整していきます。

■ドラムチューニングを見える化するツール
どうしても感覚に頼らざるを得ないドラムのチューニングを数値で表してくれるツールが実は存在します。それがこちらです。

これらのツールは、ヘッドの張り具合を数値で表してくれる便利なツールです。初心者のうちは、このようなツールを活用するのも良いと思います。


関連記事



 

ページ上部へ戻る