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シンバルのマイキング


このページでは、シンバルのマイキングについて説明していきます。ドラムセットを構成するパーツの中で、シンバルというのは異質なものだと私は考えています。それはどういうことかと言うと、バスドラム、スネア、タムなどとは「欲しい音」が異なるのです。

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■シンバルの欲しい音とは?
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シンバル以外のパーツは、基音と呼ばれる音の高さを表す音をメインに収音します。基音は音が出ている部分に近いほどはっきしりているため、オンマイク、つまり、楽器に近い位置にマイクを設置することで収音します。では、シンバルはどうでしょうか?実は、シンバルで欲しい音は基音ではなく、倍音なのです。シンバルの基音はドラのような「ボ~ン」という音なのですが、皆さんが知っているシンバルの音は「シャーン」と爽やかな音色のはずです。これが倍音と呼ばれているものです。
シンバルのマイキングをする際にオンマイクでやった場合、倍音は収音できますが、それと同時に基音も入ってしまうのです。そのため、通常、シンバルのマイキングをする際にはオフマイクと呼ばれるような、シンバルから少し距離を置いた位置にマイクを設置します。

■シンバルのマイキングの考え方
シンバルのマイキングをする際には大きく分けると2つの考え方があります。

  • ドラムセット全体を収音する
    マイクはオーバーヘッドと呼ばれるドラムセットの真上に置かれます。通常は、左右2本のマイクを設置します。
    シンバル以外のスネアやタムなどの音も入ってくるため、それも踏まえた音作りが必要です。
  • シンバルの音のみを収音する
    マイクをオーバーヘッドではなく、シンバルを横から狙う位置に設置します。こうすることで、スネアやタムの音を最小限にすることができます。音作りも思いっきりLOWをカットしたシンバル特化の音作りができます。

シンバルの代表的なマイキング方法は以上の2通りです。どれが正解というのはありません。ドラムセットというのは、ドラマーによって千差万別です。その状況に合わせて、ベストなマイキングができるように、普段からいろいろと試すようにした方が良いかと思います。


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