PAの基本「マイキング」とは?

マイキングというのは、PAをする際に収音したい音が取れるようにマイクを設置することをいいます。

このマイキングについては、音響オペレーターの方によって様々な考え方があると思います。

つまり、同じ楽器の音を収音する場合でもそのマイキングの方法は多数存在します。

マイキングの中でも難しい部類に入るのがドラムのマイキングです。

詳しくは別ページでご説明しますが、ドラムのマイキング方法は何種類も存在します。

基本的にドラムの場合は1本のマイクですべての音をきれいに収音することは難しいため、通常は複数のマイクを使用します。

これをマルチマイキングと呼びます。

3本で収音することもあれば、10数本使用することもあります。

また、マイクの設置箇所によって適切なマイクの種類を選択しなければならないといったように非常に奥が深いのです。

マイキングではより良い収音を実現するために、適切なマイクを選択する必要があります。

では、実際にPAで使用されるマイクをご紹介していきます。

ダイナミックマイク

耐久性に優れ、高い音圧にも耐えることができる機種もあり、PAでもっとも使用される部類のマイクです。

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SHURE / SM58

 

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SHURE/ SM57

 

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SENNHEISER / MD421MK2

 

コンデンサーマイク

感度が高く、繊細な音を収音する際によく使用されます。

また、指向性が広いため広い範囲の音(ドラムのシンバル類の収音)などにもよく使われます。

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SHURE / BETA87A

 

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AKG / C451B

 

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SENNHEISER / E901

マイクの種類はこの他にも多々あります。

これらのマイクの中から最適なマイクを選択することがマイキングでは重要です。