PAオペレーターは神様じゃない



PAオペレーターが神様だと思っているミュージシャンの方は多いです。

これはどういうことかというと、ライブので音はPA側でなんとかしてくれるという考え方です。

最初に言っておきますが、PA側では何ともならないことがほとんどです。

なぜこのような話からするかというと、ライブでのPAの役割がどんなものかを理解していただきたいためです。
PAオペレーターの仕事は、ミュージシャンが出した音をその現場に合うように調整して客席に届けることです。
ということは、ミュージシャンの出す音が重要になるということです。
料理に例えると「ミュージシャンの出す音=素材、材料」「PAオペレーター=シェフ」となります。
豚の生姜焼きを作ろうとした時に鶏肉を差し出されたら、いくらカリスマシェフでも鶏肉を使って豚の生姜焼きを作ることはできません。
しかし、ミュージシャンの中には「この鶏肉を使って、豚の生姜焼きを作ってくれ」と似たような要望を平気でPAオペレーターに頼む人がいます。
そんな要望には物理的に答えられないのです。



例えば、濁ったギターの音をアンプから出しているミュージシャンが「外音はクリアなサウンドでお願いします」と言ってきたりします。
これは順番が違います。
素材である「アンプから出るギターの音」がクリアでないと、PAオペレーターがメインスピーカーから出す音はクリアになるはずが無いのです。

まずは、自分が出す音が理想の音になるようにしましょう。
その上で外音が濁っていたら、それはPAオペレーターの責任です。
どんどん文句を言いましょう。
それがPAオペレーターの成長につながります。

良い音は、ミュージシャンとPAオペレーターがうまくシンクロした時に初めて出ます。
そのことを意識していただきライブをやってみると、お客さんもハッピー、PAオペレーターもハッピー、そして、あなた自身もハッピーという状態になることが出来ます。
ぜひこれを目指していきましょう。