ライブをする上で知っておくべき用語集(キーボード編)

エレピ

エレクトリックピアノの略で、本来は生のピアノにピックアップをつけて大きな音を出せるようにしたものです。現在では、デジタルピアノ(88鍵ある大きめのもの)を指すことも多いですが、実際に「エレピ」という音色もあり、これは生のピアノとは全く別の音色です。生のピアノは一般的には「ピアノ」と呼ばれています。エレピとの混同を防ぐために「アコースティックピアノ」と言われたりもします。ピアノはしばしば「pf」略されます。これはピアノフォルテのことで、ピアノの正式名称です。

シンセ

本来は電気で音を合成するという意味での「シンセサイザー」の略なのですが、現在では、デジタルキーボードのことを「シンセ」と言ったりもしますが、本来の意味からすると少し違います。ボディーの大きめな鍵盤の重いものを「エレピ」、鍵盤が軽いタッチのものを「シンセ」と呼びます。バンドでは、「キーボード」と言えば両方のことを指します。

キーボードアンプ

キーボードの音を大きく鳴らすためのスピーカーです。ライブハウスや練習スタジオに備えられてることは稀、通常は、DIを介してミキサーに送り、PAスピーカーから出す場合が多いでしょう。しかし、ライブハウスによっては、キーボーディスト用にモニタースピーカーを準備できない場合も多く、自分の音をモニターできないなどといった場合にはキーボードアンプがあると便利です。

キーボードスタンド

キーボードを立てるためのスタンドです。キーボードスタンドには様々な種類があります。1台のキーボードを乗せるキーボードスタンドがスタンダードですが、2台のキーボードを乗せられる2段キーボードスタンドといったものもあります。ほとんどのライブハウスでは備品として置いてあると思いますが、借りられるかは事前に会場側に確認しておく必要があります。

ケーブル

キーボードとDIやキーボードアンプを接続するケーブルは、ギターなどで使用するシールドケーブルを使用すれば問題ありません。このシールドケーブルは自分で持っていくようにしましょう。

電源アダプター

キーボードに電気を供給するためのものです。電圧の違いなどもあるため、もし忘れて、借りられなかった場合は取り返しのつかないことになりますので、しっかりとキーボードとセットで持ち歩きましょう。

ペダル

キーボードで使用すペダルには音の伸びを調整する「サスティンペダル」や音量を調整する「ボリュームペダル」があります。メーカーによってはサスティンペダルのことを「ダンパーペダル」と呼びますので、覚えておくと良いでしょう。

トランスポーズ

音程を上げたり下げたりする機能で、大抵のキーボードについている機能です。ギターのチューニングが半音下げといった場合に簡単に対応できます。しかし、この機能に頼りすぎると応用が利かなくなってしまうので注意しましょう。