
良い音を鳴らすための「下準備」の重要性
PAに限らず何かをする際には下準備が重要です。
旅行に行くのでも、しっかりと現地の下調べを行い、穴場スポットを調べていった方が楽しいですよね?
行き当たりばったりのノープラン旅行も個人的には嫌いではありませんが、リスクが大きいです。
旅行であれば「リスク」といってもそんなに影響は無いと思いますが、PAにおいての「リスク」は旅行と比べるととても大きいものになります。
例えば、機材倉庫から100km離れた場所でイベントのPAがあったとします。
その時に「あっ、パワーアンプを忘れた!!」となってしまったら大参事な訳です。
戻って取りに帰っていてはイベントが始まってしまいます。
とはいってもパワーアンプ無しじゃ音が出ない!というようなことになる訳です。
しっかりと下準備をして忘れ物のチェックをしておけばこのようなことにはならないのです。
このようにPAにおいて、下準備をしないということは致命的な結果につながります。
私もPAを始めたての時に「マルチケーブル」を忘れてくるという失態を犯したことがあります。
その時は幸い取りに戻ることができる距離の現場だったので幸いにもイベントに影響はありませんでした。
もし、このような対応ができなかったら?と考えると恐ろしいです。
それから、機材リストをしっかりと作成し、忘れ物チェックをするという「下準備」をするようになったのです。
PAにおける下準備は他にもたくさんあります。
下準備をしないまま現場に行ってしまうと、現場でする仕事が多くなってしまいます。
PAの本来の目的である「良い音を届けるため」の調整に時間を最大限使うべきです。