空間を演出する「リバーブ」の使い方

このページでは、リバーブの使い方を具体的にご説明していきたいと思います。

「リバーブ」がどんなエフェクターなのかは以下のページで解説しておりますので、興味のある方はご覧いただければと思います。

まずは、リバーブを調整する際に使用する基本的なパラメーターについてご説明します。

リバーブタイプ(Reverb Type,Room Size)

リバーブタイプは、どのようなタイプのリバーブを使いたいかを設定するパラメーターです。

「Hall」「Room」などのようにパッチを切り替えるモデルと、Room Sizeのようなツマミがついていて、それを回すことで連続的にリバーブのタイプを設定できるモデルがあります。

会場やリバーブをかけたい音の種類に合ったタイプを選択する必要があります。

プリディレイ(Pre Delay)

リバーブがかかっていない原音が鳴ってから、リバーブがかかった残響音が鳴り始めるまでの時間をこのパラメーターで設定します。

この値を大きくしすぎると残響音が現実ではありえない遅れて方をして聞こえてきてしまうため「違和感のある音」になってしまいます。

リバーブタイム(Reverb Time,Decay Time)

リバーブタイムはディケイタイムとも呼ばれています。

リバーブの残響音が鳴り始めてから消えるまでの時間をこのパラメーターで設定します。

長くすればするほど残響音が鳴っている時間が長くなり、大きな会場で演奏しているような感じを出すことができます。

機種によっては、この他にもパラメーターが付いているものもありますが、このページでは、基本的なパラメーターの説明のみにさせていただきます。

リバーブは、設定によって雰囲気が大きく変わる非常に重要なエフェクトです。

高級モデルになればなるほど設定できるパラメーターは増えますが、その役割を知らずに適用に設定してしまうとせっかくの演奏を台無しにしてしまう可能性もありますので、初心者の方は、まず、パラメーターが少ないシンプルなリバーブを使用してリバーブを設定する感覚を養うことをオススメします。