
電源モジュールとは?
PAをする際には多くのPA機器を使用しますが、当然のごとくそれぞれの危機に電気を供給してあげなければなりません。
そこで活躍するのが「電源モジュール」です。
電源モジュールとは?
電源モジュールとは、簡単に言ってしまうと高機能電源タップと思ってもらえればOKです。
電源タップとは、どこのご家庭にも1つや2つはあると思われるものです。
人によっては延長コードと呼んだりするかもしれません。
要は、1つのコンセントから取った電源を分岐させて複数の電気機器を使用できるようにしたものです。
これがPA用になった時に電源モジュールと呼ばれるだけです。
電源モジュールと言っても様々な種類があります。
写真付きで説明していきます。

標準的な電源モジュール
右側に赤いスイッチを入れると全ての電源のスイッチがONになるように作られた標準的なモデルです。
家庭用の電源タップとの違いは、ラックマウントができるということです。

ライト付きの電源モジュール
正面についている丸い部分を引っ張り出すとライトが点灯し、下の方向を照らしてくれます。
なぜこのようなものが必要になるかというと、例えばライブハウスなどの暗い場所で機材の調整をしたい場合にいちいち懐中電灯で照らしながらやっていたのでは効率が悪いです。
そこで、機材ラックの一番上にマウントし、その下にイコライザー、コンプレッサーなどの使用したい機材をマウントすることで暗闇の中でも懐中電灯を使うことなく快適に機材操作ができるというわけです。

安定化電源モジュール
入力電圧がある程度変動しても出力電圧を一定に保ってくれる機能を持った電源モジュールです。
デジタル機器などの電圧変動に弱い機器を使用する際にはこのような機器が必要になります。
PA機器がしっかり動くためには、しっかりした電源が必要です。
そのしっかりした電源を供給するためにこのような機材を使用しているということを覚えておいていただければと思います。