音を遮断する機器「ゲート」とは?



ゲートというのは、コンプレッサーと同じダイナミクス系と呼ばれるエフェクターです。
ノイズゲート(Noise Gate)とも言われます。
ゲート(Gate)は英語の言葉でして、日本訳すると「門」という意味の言葉です。
つまり、音に対して門を設定するという機能を持ったエフェクターなのです。
もっと分かりやすくいうと、設定した音圧レベル以上の音が入力された場合のみに音を出力するという機能を持ったエフェクターと言えます。

ゲートを使う目的

ノイズを遮断する

ノイズゲートという名前の通り、ノイズを遮断するために使用されます。
PAシステムにおいて何も入力が無い時に「ブー」と小さい音でノイズがなっていた場合、ノイズゲートを使用してそのノイズを遮断することができるのです。
ゲートにもコンプレッサーと同様にスレショルドという閾値(しきいち)を設定するパラメーターがあるので、この数値をノイズの音以上、入力される音声信号未満に設定してあげることで入力が無い無音時のノイズを遮断することができます。



マイクを複数本使用したときのカブリを防ぐ

ドラムにマイキングをする際には、多くの場合は複数本のマイクを使用します。
その時に問題になることの1つとして「音のカブリ」があります。
例えば、スネアの音を拾うために設置したマイクにはバスドラムの音やハイハットの音も少なからず入ってしまうのです。
するとイコライジングがしにくくなったりといった問題が発生します。
これを防ぐ方法として、ゲートが使用されます。
通常、スネアに設置したマイクにはスネアが一番大きい音で入ります。
逆にバスドラムや、ハイハットの音はスネアの音に比べて小さいレベルで入ってきます。
ここで、バスドラムやハイハットの音よりも少し高いレベルでゲートのスレショルドを設定してあげるとバスドラムの音やハイハットの音が低減されるのです。

エフェクト的に使う

ゲートは基本的にはノイズをカットするために使用することがほとんどですが、音作りのためにも使用できます。
例えば、バスドラムのチャンネルにゲートを適用し、0dBとバスドラム音の最大音圧レベルの間にスレショルドを設定してあげると、アタック音が途中から聞こえる不思議な音にすることができます。
この応用がゲートリバーブでして、あの独特な音はゲートによって成せる業なのです。

このようにゲートの使われ方も様々です。
まずは、本来の使い方であるノイズを遮断するための使用をしてみましょう。