コンデンサーマイクロフォンとは?

マイクロフォンは音を拾うためのPA機器ですが、その種類は大きく分けると「ダイナミックマイクロフォン」と「コンデンサーマイクロフォン」に分けられます。

コンデンサーマイクロフォン(以下、コンデンサーマイク)は、高級なマイクロフォンの代名詞とも言えるます。

「繊細、デリケート、高価」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

コンデンサーマイクがコンデンサーマイクと呼ばれる所以は、音を拾うための構造にあります。

その名の通り、コンデンサーの性質を利用して「音」を「電気信号」に変換しています。

コンデンサーマイクの構造

コンデンサーマイクの構造は以下のようになっています。

mic_condencer

コンデンサーは、2枚の平行した金属板に直流電圧をかけると、電極間に電気が蓄えられるという性質があります。

そして、コンデンサーに蓄えられる電気の量は2枚の電極の間隔で決まってきます。

私たちの身の回りにある電気製品に使われているコンデンサーはこの電極の間隔は固定されていますが、2つある電極の片方を音によって振動する振動版(ダイヤフラム)に置き換えることで音によって蓄えられる電気の量が変化します。

つまり、音を電気信号として取り出すことが出来るのです。

これがコンデンサーマイクで音を拾うことが出来る原理です。

ダイヤフラムとなる振動板は「可変電極」と呼ばれ、ベースとなる金属板を「固定電極」と呼ばれます。

この2つを組み合わせて1つにしたものをカプセルと呼びます。このカプセルに加えられる電圧のことを「正極電圧」と呼び、通常は、数10V~数100Vの直流電圧が加えられます。

ミキシングコンソールでコンデンサーマイクを扱う際には、この正極電圧を加える機能が付いてます。

それが「ファンタム電源」と呼ばれるものです。

通常は+48Vの直流電圧をスイッチを押すことでマイクにかけることができるようになります。

コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクのようにボイスコイルや大型の磁石を必要としないため、物理的な制約を受けにくく、非常に周波数特性に優れたマイクを製造することが出来ます。

このため、レコーディング用はもちろんのこと、音響機器の周波数特性測定用マイク、騒音計などにもコンデンサーマイクは使われています。



コンデンサーマイクのコストが高い理由

コンデンサーマイクは、ダイヤフラムの動きに応じた非常に微弱な電気容量の変化を安定した音声信号として取り出すことで音を拾います。

そのためには、高い入力抵抗(インピーダンス)と低雑音を兼ね備えた高性能な電子回路が必要になります。

また、湿度や汚れによるカプセル部分のわずかな絶縁低下でもノイズの発生や特性の劣化を招いてしまいます。

このような対策もしつつコンデンサーマイクは開発・製造されているため、非常にコストがかかり、最終的なコンデンサーマイクの価格も高くなってしまうのです。

コンデンサーマイクの代表例

コンデンサーマイクの中でも「ラージダイヤフラムコンデンサーマイク」「スモールダイヤフラムコンデンサーマイク」といったものがあります。

それぞれの代表的な機種をご紹介します。

ラージダイヤフラムコンデンサーマイク

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Neumann
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スモールダイヤフラムコンデンサーマイク

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AKG
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ラージダイヤフラムコンデンサーマイクは、レコーディングにおけるボーカルを中心として収音によく使われます。

NEUMANN社のU87Ai はレコーディングスタジオでは定番マイクとして必ず置いてあるモデルでもあります。

スモールダイヤフラムコンデンサーマイクは、設置のしやすさからドラムのオーバーヘッド用マイクとして使われることが多いコンデンサーマイクです。