ここにもPA?PAが活躍する場所はいろいろ

PAの役割のページをご覧いただいた方はPAがなぜ必要で、どんな役割を担っているのかを理解していだけたと思います。
このページでは、PAがどんなシチュエーションで活躍しているのかを具体的に説明していきます。
代表的なシチュエーションは以下のようなところでしょう。

・会議室での講演会、スピーチ
・カフェでのライブイベント
・ライブハウス
・体育館でのライブイベント(学園祭等)
・ホールでのライブイベント
・アリーナ、スタジアムでのライブイベント
・大規模な野外イベント

目次

会議室での講演会、スピーチ

会議室での講演会やスピーチは数人から多くても30名に対して行うのが一般的です。
その際も場合によっては「より明確に話しての発言が聞き手に届くように」という意味でPAが必要になることがあります。
会場に常設の場合が多いかもしれません。
規模に応じて持ち込みでPAを行うこともあります。

カフェでのライブイベント

近年、このスタイルのライブは多いかもしれません。
演奏者もアコースティックギターの弾き方りであったり、アカペラだったりとあまり大きな音を出す楽器を使わないため、気軽に企画される方が多いのだと思います。
お客さんの数も数名〜十数名という場合が多いです。
カフェは限られたスペースで営業されている店舗が多いため、常設のPA機材が置いてある場合は少ないです。
そのため、カフェでライブをする際には、基本的には機材を持ち込んでライブをするという形になります。
ただし、小型のPAシステムで対応できてしまう場合がほとんどです。

ライブハウス

これは皆さんも良くご存知なのではないでしょうか?
バンドを組んで、デビュー戦がライブハウスという方がほとんどでしょう。
収容人数は数十名〜大規模なライブハウスになると1000人程度まで収容できるライブハウスもあります。
ライブハウスはPA機材がは常設されていて、基本的にはライブハウス側のオペレーターの方がPAをするというのが一般的です。
ある程度名の知れているバンドなどでは、専属のPAスタッフがオペレートすることもあります。
また、部屋の音の響きの特性などライブ専用に設計されているため、ライブハウスにもよりますが音の完成度は高い場合が多いです。

体育館でのライブイベント(学園祭等)

学園祭などのライブイベント、ダンスイベントなどでは、この体育館が良く使用されます。
観客数は数百名という場合が多いです。
会場規模が大きくなるため、小型のスピーカーでは満足な音が出せないため、中型〜大型のスピーカーを用いるのが一般的です。
体育館はライブ専用に設計された空間ではないため、音の響きは会場によって千差万別です。

ホールでのライブイベント

ある程度メジャーなアーティストになると、小、中規模のライブハウスではお客さんの収容人数が少ないため、ホールを貸し切ってライブをする場合があります。
収容人数は数百人から多くて2000人くらいの会場です。
ホールというのは、基本的にはオーケストラや合唱、演劇など生音の響きを楽しむように設計されています。
そのため、割と残響時間が長い(よく響く)作りになっている場合が多いです。
ホールでもある程度の常設機材を保有している場合がほとんどですが、それらは、基本的には司会者や講演会の話し手用というのを意識したPAシステムになっており、ライブで使用できるような機材でない場合が多いです。
そのため、ホールでのライブをする際にはPA機材は全て持ち込みというようになります。

アリーナ、スタジアムでのライブイベント

このクラスのライブができるのは、一部の一流アーティストになるため、PA機材なども大規模になってきます。
収容人数も数千人〜数万人になります。
従って、アマチュアPAのレベルではこの規模のオペレートは不可能です。
大規模なPA機材を保有した専門業者がPAをすることになります。
体育館、同様にライブをするために設計されていないため、オペレートが非常に難しい場合が多いですが、PA会社各社はノウハウを蓄積しており、現在では非常にクリアな音でライブが楽しめるようになっています。