ハイハットのマイキング

ハイハットは、バスドラムやスネアと同様に基本のフレーズを作る際には欠かせないパーツです。

ハイハットのしくみ

ハイハットは、2枚のシンバルを専用のハイハットスタンドに上の写真のようにセットして使用します。

スタンド下部についているペダルを踏むと2枚のシンバルが合わさります。

これがクローズという状態で、音で表すと「チッチッチ」という感じです。

逆にペダルを踏まない状態では、2枚のシンバルの間には隙間ができます。

これがオープンという状態で、音で表すと「シャンシャンシャン」といった感じになります。

シンバルはどんな音を狙ったらよいの?

楽器は全てそうなのですが、「基音+倍音」で構成されています。

倍音については、音色を決定する重要な要素です。

『音の3要素とは』のページで解説しておりますので見てみてください。

実は、シンバルの基音はドラのような「ボ~ン」という音なのです。それに「シャ~ン」という倍音が加わってシンバルの音ができています。

ドラムセットのPAを考えた時にシンバルの音が「ボ~ン」と鳴っていたら爽快感がなくなってしまいます。

そこでPAにおいてはシャーンというきれいな高域の倍音を狙えるようにマイキングを工夫する必要があります。

ハイハットのマイキング位置

それでは、ハイハットの具体的なマイキング位置についてご説明していきます。
図2

上図に、考え得るハイハットのマイキング位置を5ポイントほど記載しました。

それぞれのポイントについて説明していきたいと思います。

①スネア側にマイクを設置

スティックが当たる音を収音しようという目的でここにマイクを立てようと考える方がいるかもしれませんが、ここにマイクを立てると演奏の邪魔になるだけでなく、スティックの当たる音が大きすぎて耳障りになってしまいます。



また、隣に大音量で鳴っているスネアがあるため、音のカブリの影響が大きいのです。

そのため、スネア側にマイキングすることはあまり一般的ではありません。

②ハイハットの中心部付近にマイクを設置

実はシンバル類の倍音は中心付近で発生しています。

そのため、倍音成分がバランス良く収音できるのはこの位置です。

しかし、スティックが当たる位置から近いため、スティックの当たる音は大きめに入ります。

③ハイハットの外周の上10cmくらいの部分にマイクを設置

この位置に設置するとスティックの当たる音が良い具合に軽減され、倍音も程良く入ります。

そのため、私はこの位置でマイキングすることが多いです。

④ハイハット外周部の斜め上にマイクを設置

ハイハットの基音と呼ばれる少し太めの音はハイハットの外周で発生しています。

このような音が欲しい時はこの位置にマイキングを行います。

ドラマーとハイハットの設定によってはシンバルが揺れマイクに当たってしまうこともあるので、設置距離の設定も重要です。

⑤2枚のハイハットシンバルの合わせ面の横にマイクを設置

この位置にマイクを設置すると、ハイハットが閉じる際に発生する風によりマイクに「ボッ」という音が入ってしまいますのでこの位置でのマイキングはオススメできません。

このように、ハイハットもマイクを設置する位置により音が大きく変わります。従って、自分でいろいろと試して、納得した位置にマイクを設置することを心がけてください。

ちなみに、ハイハット用の定番マイクは「AKG C451B」というコンデンサーマイクです。

迷った時には定番のマイクをセレクトするのも1つの手ですね!

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以上がハイハットのマイキングについての説明です。