ベースアンプの種類

ベースの音を大きくして出すためには「ベースアンプ」が必要です。

世の中には様々な種類のベースアンプがありますが、基本的なしくみは一緒です。

それでは、基本的なベースアンプのしくみを解説していきます。

ベースアンプのしくみ

ベースアンプは「プリアンプ部」と「パワーアンプ部」の2段回路によって大きな音を得ています。

ベースから入力された電気信号はプリアンプ部にある「EQ(イコライザー)」や「GAIN」などの回路を通ってパワーアンプ部に送られます。

パワーアンプ部では、スピーカーで鳴らせる音量レベルまで強力に増幅してスピーカーに送っています。

つまり、プリアンプ部では「音作り」を、パワーアンプ部では「電気信号の増幅」をしている回路ということになります。

2つの回路を通った電気信号が本体のスピーカーから出力され、私達の耳に届いているのです。

ベースアンプの種類

ベースアンプの種類は大きく分けると2種類あります。

一つ目は、「コンボアンプ」、もう1つは「スタックアンプ」と呼ばれています。

それぞれのベースアンプの解説をしていきます。

コンボアンプ

HARTKE20A70-cc413

コンボアンプは、プリアンプ部とパワーアンプ部、スピーカーが全て一体になっているタイプのベースアンプです。

一体になっているため持ち運びも容易に行えます。

スタックアンプ


1(350)

スタックアンプは、「ヘッドアンプ」と「キャビネット」に分かれていて、通常、キャビネットの上にヘッドアンプを乗せて使用します。

ヘッドアンプはプリアンプとパワーアンプを搭載した機材で、単体では音を鳴らすことができないため、キャビネットと組み合わせて使います。

大音量で歪んだロック・ギターを弾きたいなら迷わずヘッドアンプです。

キャビネットはヘッドアンプから送られてきた信号をサウンドとして鳴らす機材で、箱型の「スピーカーボックス」と「スピーカー本体」を組み合わせて作られています。

ヘッドアンプ同様、単体では音を鳴らすことはできません。