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スピーカーのスペックの読み方


スピーカーを選ぶ際には、スペックを確認すると思います。これは、ミキサーを選ぶ時でもパワーアンプを選ぶ時でも一緒です。
それでは、スピーカーのスペックを表す指標としてはどんなものがあるのかをご説明していきます。

周波数特性

周波数特性というのは、そのスピーカーが再生できる周波数の範囲を表したものです。以下のようなグラフで表されます。
2L
横軸が周波数、縦軸が音圧レベルを表しており、上下にギザギザしているカーブが平坦、つまり、各周波数において一定の音圧レベルを出せるスピーカーが癖のない優れたスピーカーと言われています。

定格入力

定格入力とは、実際に連続して入力できるパワーの値でスペックで保証している条件(周波数特性、動作温度など)の範囲内であればこの値までは連続して入力を加えることが出来る。つまり、この値よりもパワーアンプの定格出力が大きいとスピーカーがスペック通りの動作をしなかったり、破損してしまったりするということです。

出力音圧レベルと能率

出力音圧レベルとは、スピーカーの中心軸上1mの距離における音圧レベルの値のことを言います。測定方法としては、1Wの入力を加えた時の出力を標準マイクロフォンと呼ばれる測定用のマイクロフォンを使用して測定を行う。
また、能率とは、加えた入力に対しての出力レベルのことを言います。30cm以上の大口径のユニットなどでは能率の高いものが多いですが、フルレンジや小型のシステム用のユニットは能率が低いです。

定格インピーダンス

定格インピーダンスとは、スピーカーの持つ電気抵抗のことで、単位はΩ(オーム)です。電気の流れ難さを表す数値で、数字が大きい程電流が流れ難く、数値が小さい程流れ易いことになります。
通常、電気抵抗とは、直流に対する抵抗値を指します。これに対し、インピーダンスとは、音楽信号のような交流信号に対する抵抗値を言い、周波数によってその値が連続的に変化します。スピーカーのインピーダンスも同様で、入力される音楽信号の周波数によってその値が変化します。つまり、スピーカーそれぞれに電流の流れ易い周波数と、流れ難い周波数がある、ということです。このように連続的に変化する値ですので、特定の数値をスペックとして挙げることができません。このため、カタログスペックには最も電流が流れ易く、大きなエネルギーを必要とするためにアンプへの負担が大きい、低音域での最小値を表示します。これを定格インピーダンスと呼びます。下図の例では150Hzでの値6Ωがそれです。通常、スピーカーシステムのインピーダンスはこの定格インピーダンスより下がることは少ないので、使う側はこの値だけを考慮しておけばよい、ということになります。
jbl05_01

以上がスピーカーのスペックを表す指標になります。


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