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スピーカーのパラレル(並列)接続とは?


スピーカーは、通常、パワーアンプの1チャンネルに1つ接続するのが一般的です。ただし、それでは、スピーカー1対向(左右で1本ずつ)でカバーできるエリアというのは限られてしまいます。そこでスピーカーを複数使用すればさらに広いエリアをカバーできるPAシステムが構築できます。このようなことを考えたときに実現する方法は以下の2つの方法です。

スピーカーの増設方法
  • パワーアンプをもう一台用意し、追加のスピーカーを駆動させる
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    一台のスピーカーに対して一台のパワーアンプを使用します。2対向のスピーカーをドライブするためには、パワーアンプをもう一台用意する必要があるため、機材費がかかります。また機材量が増えることで運搬にも影響が出るかもれません。ただし、1台のパワーアンプで1対向のスピーカーを鳴らすため、余裕を持ってスピーカーをドライブできます。
  • スピーカー同士を接続する
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    この方法が「スピーカーのパラレル接続」です。パラレルというのは日本語で「並列」という意味で、2つのスピーカーを並列に接続することを意味しています。並列に接続するとは言っても、実際の接続方法はスピコンケーブルで二つのスピーカーを接続するだけです。これでパラレル接続ができるようになっています。
    パラレル接続のメリットは、1台のアンプで複数のスピーカーをドライブできることです。しかし、注意することも何点かあるのです。
パラレル接続の注意点

パラレル接続する際に最も注意しなければならないのが、「スピーカーのインピーダンス(抵抗値)」です。スピーカーをパラレル接続すると、接続した2つのスピーカーの合成抵抗は小さくなります。合成抵抗についてはこちらのページで解説しています。たとえば、このページに載せているスピーカーはEV社のSX300という機種ですが、こちらは、単体の抵抗値は8Ω(オーム)です。このスピーカーをパラレル接続すると、合成抵抗が4Ωとなります。確かに、パラレル接続すると抵抗値は小さくなっています。抵抗値が小さいということは、電気が流れやすくなるということです。従って、その電気(電流)に耐えることができるパワーアンプでなければなりません。通常、パワーアンプのスペックを見れば「ステレオ出力(2ohms):1800Wx2 (4ohms):1100Wx2 (8ohms):550Wx2」という記載があるはずです。
通常、4Ωくらいまでは動作保障してるパワーアンプは多いですが、合成抵抗が2Ωつまり、8Ωのスピーカーを4台接続するといった場合は注意が必要です。2Ωのスピーカーの使用を想定していないパワーアンプでは、過電流でアンプが破損する可能性があります。場合によっては発熱し、発火する恐れもありますので注意が必要です。
また、音質という点においてもパワーアンプに負荷がかかるため、ダンピングファクターが下がってしまいます。すると、締まりの無いダレた音になってしまいます。この音ダレを改善するためには、最初にご紹介したアンプを複数台使用する方法が理想的です。


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