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リボン型ダイナミックマイクロフォンとは?


ダイナミックマイクロフォンには、以下の2種類のものがあります。

  • ムービング・コイル型ダイナミックマイクロフォン
  • リボン型ダイナミックマイクロフォン

ムービング・コイル型ダイナミックマイクロフォンについは、こちらのページで紹介させていただいておりますのでご参照ください。このページでは、リボン型ダイナミックマイクロフォンについて書いていきます。

リボン型ダイナミックマイクロフォンは、マイクロフォンの中では最も歴史が古く、周波数特性が良いことから、放送用や舞台用などに広く使われていました。しかし、リボン型ダイナミックマイクロフォンの「振動に弱い」「吹かれに弱い」といった弱点があることから、現在のPA現場ではあまり使われていません。

リボン型ダイナミックマイクロフォンの構造

ribbon

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リボン型ダイナミックマイクロフォンの構造は、数μ(ミクロン)という薄いアルミニウムなどでできた幅2mm程度のリボンを強力な磁石の間に吊り下げたもので、このリボンに音響振動が伝わることで電気信号を発生させます。つまり、ムービングコイル型ダイナミックマイクロフォンの「ダイヤフラム+コイル」の役割をこの薄い金属リボンが持っているということになります。それゆえに、発電機構が小さく(軽く)動きやすいため、レスポンス良く歯切れの良い音色が得られるのが特徴です。その反面、薄く軽いアルミニウム箔は吹かれや振動に弱い為、慎重な取り扱いが求められます。このような特性から、ライブでの使用は厳しいところがありますが、ナレーション、琴や三味線のような邦楽器の収音に使われることも多いです。特にセリフやナレーションが重要なアニメや映画の世界では今でも活躍しています。

リボン型ダイナミックマイクロフォンの特性と代表例

リボン型ダイナミックマイクロフォンは、振動版であるリボンの前後方向に同じ感度を持っていることから8の字型の特性が得られます。この特性を「双指向性」と呼びます。双指向性を図示すると以下のようになります。
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リボン型ダイナミックマイクロフォンの代表例としては、以下のようなモデルがあります。これは、RCA社の77型と呼ばれる、最も有名なリボン型マイクで、その後のリボン型マイクのモデルとなりました。
RCA-77D

ライブのPAをする上ではあまり使わない類のマイクですが、知っておいて損は無いと思いますので、記事にさせていただきました。


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