DIの本来の機能


DIとは?のページでは、「DIはインピーダンス変換を行うもの」という説明をさせていただきましたが、これは実は結果論なのです。
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DIは本来、アンバランス信号をバランス信号に変換するための機材です。その変換をするには、位相の反転という作業が必要になってきます。なぜ位相を反転する必要があるのかはバランスケーブルとアンバランスケーブルの違いのページで説明していますので確認してみてください。アンバランス信号をバランス信号に変換するとどんな良いことがあるかというと「ノイズに強くなる」のです。
バランス信号というのは、ホットとコールドという2つの信号を使用します。以下の図を見ていただければ分かるように、コールドの信号はホットの信号の逆の波形(位相が反転)していることが分かります。
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最終的には、コールドの信号は位相が反転され、このホットの信号とミックスされます。すると、ノイズが打ち消されるという仕組みです。これがDIは、アンバランス信号を上記の様なバランス信号に変換する役割を果たします。その段階で実施する位相の反転には、トランスやオペアンプといったICを使用することになります。このトランスやオペアンプを使用する際にインピーダンスが変換されてしまうのです。通常、トランスやオペアンプは、入力インピーダンスが高く、出力インピーダンスが低く設計されています。そのスペックが結果的にDIとしてのインピーダンス変換につながっているのです
つまり、DIでインピーダンスが変換されるというのは、アンバランス信号をバランス信号に変換するための副産物ということになります。



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