シールドケーブルとスピーカーケーブルの間違いに注意

「シールドケーブル」と「スピーカーケーブル」という似ているケーブルがありますが、この2つのケーブルの使い方を間違うと、最悪は火災になってしまうということをご存知でしょうか?
この記事では、その危険性について書いていきたいと思います。

シールドケーブルとスピーカーケーブルの違い

エレキギターやベースを弾く方であれば、「シールドケーブル」というのは良くご存知だと思います。こんな感じのケーブルですね。

両端がフォンという仕様の端子が取り付けられており、ギターとエフェクターやアンプとを繋ぐために使用されるケーブルです。一方、スピーカーケーブルというのは以下のようなものです。ちなみに、スピーカーケーブルというのは、アンプのヘッドとキャビネットを接続するのに使用されています。


「ん?同じものでは?」というように思った方もいらっしゃると思います。そうです。遠くから見たらシールドケーブルと見分けがつきません。「黒いケーブルの両端にフォン端子が付いている」という点では、全く一緒です。では、何が違うのでしょうか?
それは、簡単に言ってしまうと「電線の太さ」です。スピーカーケーブルは、シールドケーブルに比べるとたくさんの電気を流します。その時にその電気を送るための電線が細いと、電気がスムーズに通ることが出来なくなってしまいます。これは細い配管に大量の水を無理やり流そうとしている状況に似ています。この状態が続くと、配管であれば破裂してしまいます。それが電気の場合は、電線の発熱という現象が起こります。これが続くと最後には発火してしまいます。スピーカーケーブルというのは、アンプヘッド(パワーアンプ)から出力される大きな電流を流しても発熱しないような設計になっているケーブルなのです。
ちなみに、シールドケーブルに流れる電気は、ギターなどのピックアップで作り出される電気信号であり、その電圧は20~40mVと言われています。一方、スピーカーケーブルに流れる電気は、アンプヘッドのパワーアンプ部で増幅された電気信号であり、その電圧は、20~45Vと言われています。その差は1000倍です。

シールドケーブルとスピーカーケーブルはどう見分ける?

ぱっと見た感じが同じこの2種類のケーブルは、どのように見分けたら良いでしょうか?その方法には以下のような方法があります。

  • ライブハウスなどのアンプであれば、スタッフさんに確認する
    ライブハウスなどに常設のアンプに接続するケーブルであれば、そのお店のスタッフさんが一番詳しく知っているはずなので、確認してみましょう。
  • ケーブルの型番を確認して、ネットで調べる
    ケーブルの一番外側を覆っている被服の表面には、ケーブルのメーカー名とそのケーブルの型番が印刷されています。その型番をメモして、ネットで調べてみましょう。そうすれば、シールドケーブルなのか、スピーカーケーブルなのかを判断することが出来ます。
    例えば、カナレ社の4S6というケーブルを調べてみます。すると、以下のような情報を見つけることが出来ます。左上に「スピーカーケーブル」という記載があるので、このケーブルはスピーカーケーブルだということが分かります。

以上のようにして、シールドケーブルとスピーカーケーブルをしっかりと見分けるようにしましょう。
火事になってからでは遅いので、このような知識を忘れずに普段の音楽活動を楽しんでください。



---PR---



---関連記事---


ページ上部へ戻る