時間管理の重要さについて

ライブをする際には、必ず「時間」というのが付きまといます。
この時間をうまく有効活用できるバンド(ミュージシャン)というのは良い演奏をする場合が多いですし、実に来ていただいてるお客様に最善の音を届けることが出来ています。

それでは、なぜそのようなことになるのかを解説していきます。

時間に余裕はない

ライブを行う際には、「時間に余裕は無い」という意識を常に持つことが大切です。
実際に、ライブハウスなどでライブをする際にも多くの場合はタイトなスケジュールが組まれているでしょう。
その中でも本番でお客様に対して良い演奏が出来るようにするためには、「与えられた時間の有効活用」というのがキーワードになってきます。
本番前に唯一ステージ上で音を出せる機会があります。
それは、「リハーサル」です。ライブハウスでは、通常20分~30分程度のリハーサルの時間が設定されていると思います。
この時間を有効に使えるバンドが本番で良い音を出せるのです。

時間を気にするバンドは予定の組み立て方がうまい

時間を常に意識して出来ているバンドは、ものごとを組み立てていくのが上手です。
例えば、リハーサルにおいても、事前に「始めにこの曲のこの部分をやって、モニター音を確認、修正。
その後、この曲のこの部分をやって修正を確認して終了」というように事前にリハーサルのシミュレーションをしています。
そして、そのようなバンドには、バンマス的な存在がいて時間管理と進行をしっかりとやっている場合が多いです。
これは、ライブ当日だけではなく、普段の練習や曲作りなどにも現れてきます。
限られた時間の中で効率良く練習し、曲作りなどをしているため、時間の使い方が下手なバンドに比べると良い音を出せる可能性が増えるという訳ですね。
つまり、普段から「時間」というものを意識していると必然的に良い方向に向かうということですね。

時間を守らないと他人に迷惑をかける

時間を守らないことによって他人に迷惑をかけてしまうことがあります。
例えば、ライブのリハーサルにおいて予定の時間よりも多くの時間を最初のバンドが使ってしまった場合、そのしわ寄せが最後の方のバンドにいってしまう可能性があります。
そうなると、しわ寄せがいってしまったバンドは、満足に音の調整が出来ないということが起こってしまうのです。
結果的に本番で良い演奏が出来なくなってしまうことに繋がりかねないのです。
また、本番での時間押しは後に出るバンドに迷惑をかける可能性があります。
厳密に言うと、後の方のバンドを見に来ているお客様に迷惑をかけることになるかもしれません。
例えば、お客様Aは22時には帰らなくてはいけないとします。
お目当てのバンドは本来であれば、21:30~の演奏だったのにも変わらず、あるバンドの長々と演奏してしまったことが原因で22時~になってしまうということが起こってしまうのです。
すると、お客様Aはチケット代を払ったにも関わらず、お目当てでないバンドだけ見て帰らざるを得ない状況になってしまうのです。
このように、お客様にも迷惑がかかってしまうということを認識してライブ当日の時間管理をすることが求められます。