経営における「決断力」の重要性


経営を行う上では、雇われていた時には気が付かなかったようなことが問題として見えてきます。雇われている側と雇う側では全く視点が異なるということですね。そして、その経営者の視点で行わなければならない重要な仕事の1つとして「決断」があります。つまり、何かを決めるということです。このページでは経営者の「決断の重要性」について書いていきたいと思います。

「決断」とは決めて断ち切ること

「決断」という言葉は、バラすと「めてち切る」ということです。つまり、自分や自社がやるべきことを明確に「決め」それ以外の選択肢を全て「断ち切る」ということです。ビジネスの世界では、良い情報、悪い情報に関わらず、様々な情報が溢れ返っています。そのようなビジネスの世界で成功を収めるためには、成功するために必要なことを着実にこなしていくことが必要です。この「成功するために必要なこと」を決めるのが経営者における決断なのです。

「決断」は理念に基づいて行う

経営者が決断を行う際には、気分で行ってはいけません。気分で行ってしまうと判断基準がその時々で変わってしまいます。ビジネスが軌道に乗っている時には、経営者の心にも余裕があるので冷静な決断を下せると思いますが、ビジネスでトラブルが多発し、資金、人員のコントロールが出来なくなってしまっているような心の余裕が無いときには誤った決断をしがちです。
経営者は、ビジネスの状況がどうであれ、冷静に決断を下せることが必要になってきます。それには、感情に左右されない確固たる基準が必要になります。それが「理念」です。ここで言う「理念」というのは、ビジネスの目的と同じ意味です。
例えば、PA情報局の運営理念は「良い音をより多くの人々が楽しめる社会の実現」というものを設定しております。このような理念を設定することで、「目的を達成するために何をすべきか?」ということが明確になります。逆に言うと、「目的を達成するために必要ないことは何か?」の基準にもなっています。明確な理念を持って経営を行うことこそが、的確な決断を下すためには必要だということです。

「決断」のスピードはビジネスの成否の分かれ道

経営者が何か決断をおこなう際には、大きく分けると以下の2パターンの決断の方法があります。

  • 必要な情報を十分に集めて、それを基準にして決断を行う
  • 経営者の経験値と勘を重視して決断を行う

前者の場合は、決断するための材料が全て揃った状態で決断するため、決断の精度は高いかもしれません。しかし、情報集めに多大な時間がかかる場合がほとんどのパターンで、決断するまでの時間が長くかかってしまいます。
一方、後者の方は、経営者の経験値や勘で決断を行っていくため、多少のギャンブル的要素を含んでいます。しかし、決断のスピードという観点で言うと前者とは比較にならないほど早いのです。
ビジネスでは、「決断の精度」と「決断のスピード」のどちらが優先されるべきでしょうか?私は、圧倒的に「決断のスピード」だと考えています。ビジネスの世界は、多かれ少なかれ競合相手が存在します。その競合相手よりも先手を打てなければ、その時点で負けてしまうのです。
また、いくら情報を集めて決断を行ったとしても、そのはすぐに古新聞になってしまうケースも少なくなく、長い目で見て本当に精度の高い決断だったのか?と言われると、自信を持ってYESとは言えないのです。なのであれば、決断を素早く行い、軌道修正をしながら進んでいくという方が理にかなっているのです。

まとめ

経営者の仕事は「決断を下すこと」と言っても過言ではありません。そして、その決断のスピードをできるだけ早くすることが厳しいビジネスの世界で生き抜いていくポイントでしょう。また、決断の精度というものは、判断材料によって高められるのではなく、決断を下した経験値(回数)に比例してくるものだと私は考えています。スピーディーにたくさんのことを決断できる経営者が最終的には的確な決断を下せる経営者であるということです。


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