マイクがビリビリする場合の対処法

ライブをする際にボーカリストの方から「マイクがビリビリするんですけど・・・」と言われたことがある方は多いのではないでしょうか?

この現象は、楽器とPAシステムのアースの電位が異なることが原因です。

電気は、電位が高い所から低い所に流れます。つまり、楽器とPAシステムで電位の差があると電流が流れてしまうということです。

この現象の対策は、「楽器とPAシステムのアースの電位を揃える」というのが最も効果的な対策です。

それでは、具体的な対策方法について解説していきます。

具体的なマイクのビリビリ対策

この対策には、専用のケーブルを1本作成する必要があります。

それは、以下のようなケーブルです。

片方の端子がワニ口クリップ、もう片方がXLR端子のケーブルとなっています。

XLR端子のアース端子のみが配線されており、それがワニ口クリップと接続されています。

これによってやりたいことは、楽器(ギター)とPAシステムのアースの電位をさせることです。

そのためには、楽器のアースポイントとPAシステムのアースポイントを接続してしまえば良いのです。

具体的な使用方法としては、楽器のシールドの金属部分にワニ口クリップ、PAシステムのマルチボックスの空いている端子にXLRケーブルを接続します。

これだけでマイクのビリビリは解消されるのです。

マイクのビリビリ問題は、PAをやっていれば必ずいつかは出くわす問題です。

その時にすぐに対処できるように、このようなケーブルを準備しておきましょう。