ギターアンプのしくみと種類

エレキギターの音を大きくして出すためには「ギターアンプ」が必要です。

世の中には様々な種類のギターアンプがありますが、基本的なしくみは一緒です。

それでは、基本的なギターアンプのしくみを解説していきます。

ギターアンプのしくみ

ギターアンプは「プリアンプ部」と「パワーアンプ部」の2段回路によって大きな音を得ています。

エレキギターから入力された電気信号はプリアンプ部にある「EQ(イコライザー)」や「GAIN」などの回路を通ってパワーアンプ部に送られます。

パワーアンプ部では、スピーカーで鳴らせる音量レベルまで強力に増幅してスピーカーに送っています。

つまり、プリアンプ部では「音作り」を、パワーアンプ部では「電気信号の増幅」をしている回路ということになります。

2つの回路を通った電気信号が本体のスピーカーから出力され、私達の耳に届いているのです。

ギターアンプの種類

ギターアンプの種類は大きく分けると2種類あります。

1つ目は、「コンボアンプ」、もう1つは「スタックアンプ」と呼ばれています。

それぞれのギターアンプの解説をしていきます。

コンボアンプ


コンボアンプは、プリアンプ部とパワーアンプ部、スピーカーが全て一体になっているタイプのギターアンプです。

一体になっているため持ち運びも容易に行えます。
プリアンプ部もアンプの種類によって異なるのですが、シンプルなものからエフェクト(リバーブやコーラスなど)を搭載しているモデルまで様々なバリエーションがあります。

また、ギターアンプにもデジタル化の波がやってきていて、iPadを接続して、ダウンロードしたエフェクターのモデリング音を操作出来るようなものもあります。

スタックアンプ

スタックアンプは、「ヘッドアンプ」と「キャビネット」に分かれていて、通常、キャビネットの上にヘッドアンプを乗せて使用します。

ヘッドアンプはプリアンプとパワーアンプを搭載した機材で、単体では音を鳴らすことができないため、キャビネットと組み合わせて使います。

大音量で歪んだロック・ギターを弾きたいなら迷わずヘッドアンプです。

キャビネットはヘッドアンプから送られてきた信号をサウンドとして鳴らす機材で、箱型の「スピーカーボックス」と「スピーカー本体」を組み合わせて作られています。

ヘッドアンプ同様、単体では音を鳴らすことはできません。

JCM800

ギターアンプは様々なメーカーから様々なアンプが発売されています。

色々調べて、実際に自分で音を出してみるのも楽しいですよ♪