電源の極性について~コンセントには向きがある~


日本の家庭には、以下のようなコンセントがあります。

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この普通の家庭にあるコンセントですが、電気製品の電源コードを差し込む際に差し込む向きを考えて差し込んでいる人は、ほぼいないのではないでしょうか?実際には、どちらでも差さってしまいますし、製品も動きます。しかし、実はコンセントには向きがあるのです。上の写真を拡大したものがこちらです。

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分かりやすいように赤線を引きました。そうなのです。同じに見えた差込口の縦の長さが左右で異なるのです。ルール上は、長い方(左側)がCold(グランド)、右側がHotとなっています。ただし、日本の電気工事業者はいい加減なところが多いらしく、この極性を逆にしてコンセントを設置することが多いようです。従って、自分でこの極性を見極められるようになっておいた方が良いということです。

コンセントの極性を調べる方法

極性を調べる方法は2つあります。
1つは、検電ドライバーを使用する方法です。検電ドライバーは、透明の小さなマイナスドライバーの中にネオン管が中に入ってるドライバーです。 このドライバーをコンセントの穴に差込み、ドライバーの頭の所を指で押さえると、ネオン管が点灯しAC100Vが通電していることがわかります。このネオン管が点灯する方が(Hot側)電気が通っている方で、ネオン管が点灯しない方はアース(接地)側です。普通なら、差し込み孔の長さが短い方になるはずで、逆なら壁コンセントの元が間違えて繫がれていることになります。この原理は簡単で、ドライバーの頭を押すと電気が人の体を通って流れるので電球が光るということです。つまりアース(接地)されるということです。検電ドライバーは、ホームセンター等で400円程度で販売されています。 極性の判断は、ケーブルタップなどを使用したときに難しくなることがあるので、1つ検電ドライバーを持っていても良いかもしれません。

もう1つの方法は、テスターを使用する方法です。 テスターをAC(交流)レンジにして、リード棒の片方をコンセントの片方の穴に差し込んで、もう片方のリード棒をコンセント横の壁あるいは床などにあてます。 その時の電圧を測ります。 電圧の高い方がHot側で、電圧の低い方がグランド(アース)側になります。 恐らく電圧値は、100倍以上の差があると思います。 コンセントにあてるテスターのリード棒の色は、電圧の差を見るだけなのでどちら使用してもかまいません。

機器側の電源プラグの極性を調べる方法

コンセントに対して電気製品側の極性を合わせるためには機器側の極性も分かっていないといけません。その判別方法ですが、通常は、下図のようにグランドのマークが付いております。

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このマークが付いている側をコンセントのグランド側に接続すれば極性を合わせたことになります。

PA機器における極性を合わせるメリット

PA機器において電源の極性をあわせることは以下の2つの重要な意味を持ちます。

  • 機器本来の音を出すため
    極性を合わせることにより、機器本来の音が出るようになります。特に高品位なオーディオ機器の場合はこの違いが顕著に出るようです。
  • 感電防止のため
    極性を逆にしてしまうと、本来であればグランド(0V)になっているはずの機器のケースに電圧が存在し、触れた瞬間に電流が流れてしまい感電してしまうこともあります。

このように、より安全で質の高いPAオペレートをするためには、このような知識も必要であることがお分かりいただけると思います。


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